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シザーハンズ
ティム・バートンの原点にして彼のすべてと言っていい傑作映画です。この作品でジョニー・デップはハサミの手を持つ人造人間・エドワード役として、愛する人に触れようとすると傷つけてしまうという究極の矛盾に悩まされながらも純粋な心で恋した人を思う役柄を見事に演じきりました。構成はミニマルながら、バートンの天才的かつ奇妙なビジュアルセンスからデップのアーティスティックな演技まで、あらゆるシーンが美しく愛おしい作品です。
美しくも奇妙な愛のかたち
最も注目したいシーンはここ。思いを寄せるキムを抱きしめたいエドワード、しかしハサミの手を持つ故ためらっていると、キムが彼の胸にしがみつく。バートンとデップが奇妙さ、切なさ、愛を最高にピュアな形で描き出した瞬間です。